奇々怪々
2014年2月 5日 (水)
世の中には奇怪なものというのはあるものだ。その中でも道路交通施策に関わるものは
枚挙にいとまがない。
この看板はとある駅の近くの割と大きな交差点の脇、四隅に立てられている。交差点そ
のものは、写真の看板の右側である。その交差点を撮ったものが次だ。
この交差点は歩車分離式というものだ。つまり自動車用の信号が、東西方向にしろ、
南北方向にしろ青の時は歩行者用は全て赤になっている。逆に歩行者用が青になる時
は、東西方向も南北方向も一斉に青になり、自動車用は全て赤になる。
しかしである。看板には、「この交差点はスクランブル方式ではありません。歩行者は、
信号に従い、横断歩道を歩行してください」とあるのだ。二枚目に写っている交差点の画
像には丁寧に「ななめ横断はやめましょう」という看板まである。
この二つの注意書きは何が言いたいのだろう。何の為に何を禁止したいのだろう。
実際写真にある通り、人々は交差点を斜めに渡っている。どちらの方向も青なのだか
ら、何がいけないのと言う感じだ。もっともである。
この交差点を見ながら、この看板を立てた人の顔が観てみたい。変だとは思わなかっ
たのだろうか。何らかの理由があるのだが、それは教えないよとでも言いたいのだろうか。
ちなみにこの看板の立て主は、XX警察署・XX市交通安全対策協議会とあった。試しに
XX市交通安全対策協議会なるものを、グーグルで検索してみたが、ヒットするものが無か
った。