鵜の眼・鷹の眼ご意見番

鵜の眼、鷹の眼の視点で、世の中の不可思議を切り取っていくブログです

チェルノブイリ占拠が示すもの 全世界に対し人質を取る

 プーチン、ロシア大統領の指示によるウクライナ侵攻の中で、チェルノブイリ原発の占拠がある。この報道を聞いて、プーチンが遂にパンドラの箱に手を掛けたとの思いが胸に過ぎった。

 誰もが怖ろし過ぎて口にしないが、ロシア軍がチェルノブイリを占拠した真の目的はここを爆破して「俺の言うことを聞かなければ全世界に核物質をばらまくぞ」という脅しを全世界に向けて通告することだろうと確信している。

 事故を起こして封鎖されたチェルノブイリ原発の元原子炉は、コンクリートの石棺と呼ばれる防護壁と、更にその上は鋼鉄製のシェルターによって蔽われているという。

 しかしここを制圧したロシア軍が、「我々の言うことを聞かなければ、ここを爆破して放射性物質を全世界に向けてばらまく」とまさにテロでしかない行為を行うことを準備していることに他ならないのではないか。

 核弾頭ミサイルを何処かの国に向けて打込めば、間違いなくロシアはモスクワ含め核弾頭の報復攻撃を受け、世界は破滅に向かう。それをやらないで世界に脅しをかける方法のひとつがチェルノブイリを制圧して支配下におさめ、いつでもここを爆破する用意があると世界中を脅すことだろう。

 今現在、チェルノブイリの石棺の下に眠る放射性物質がどれだけの放射能を残存させているかは知見が無いが、すくなくともウクライナから即刻人一人残らず退去させるだけの恐怖を世界に与える事が出来るだろう。そうなれば、ロシアとしてはウクライナNATO加盟から阻止するより遥かに簡単にロシアと西側諸国の間に緩衝地帯を設けることが出来てしまう。

 勿論そんな事をすれば世界中からプーチンは批難の嵐を受けることになり、全世界の各国が、嘗てアメリカがフセインを特殊部隊を使って彼を亡き者にしたように全世界のありとあらゆる刺客を差し向けて暗殺する脅威にさらされることになる。しかし彼、つまりプーチンは既にそういう恐怖に怯えているという報道もあるのだ。つまり死なばもろともということだ。