鵜の眼・鷹の眼ご意見番

鵜の眼、鷹の眼の視点で、世の中の不可思議を切り取っていくブログです

丸山議員バッシングに物申す

 随分久々に記事を更新します。

 戦争発言で維新を除名され、更には殆どの野党から議員辞職勧告が出される事態になった丸山議員についてちょっと思うことがある。

 私は丸山議員の発言の全貌を完全に把握している訳ではないので、彼を擁護する発言をする立場にないが、ひとつ言いたいことがある。戦争という言葉に過剰反応して、戦争という言葉を使うだけで議論から排除しようという幼稚なメンタリティをそろそろ日本人は卒業すべきなのではないか。

 今、丸山議員を議員辞職勧告してやめさせようとしている野党の人達の動きはまさにそれではないか。本当にすべき事は辞めさせることではなくて、戦争によって国土を確保したり奪還したりすることの是非について徹底的に論議することで、議論を封じて戦争という言葉を無かったことにすることではないと思う。それは駆逐艦護衛艦と呼べば許されるとか、いずもは空母ではなく護衛艦だというような虚しい空論でしかないと思う。

 戦争というものに目を背けずに直視しながらきちんと論議して、どうすれば平和な世界が築けるのかを真剣に議論しなければならない時期に来ていると思う。ほんのちょっと前に現実に武力行使ウクライナからクリミアを奪い取ったロシアと北方領土返還を議論している日本に今、一番大切な事は戦争という言葉に過剰反応してそれを封じることで無かったことにするという事ではないと思う。有史以降、国という概念の集団が領土を確定してきたのは戦争という歴史的事実でしか無いということを日本人は直視すべきだと思う。