鵜の眼・鷹の眼ご意見番

鵜の眼、鷹の眼の視点で、世の中の不可思議を切り取っていくブログです

セクハラ・パワハラGメンの養成

 財務官僚トップの福田淳一の一連の報道を観ていて、一般的な意見は省くとして、私なりの再発防止策を披露したい。それはセクハラ・パワハラGメンの養成である。勿論、これには囮捜査の導入是認を含めた捜査体制への法的バックアップが不可欠だ。捜査Gメンとなった人(おそらくは女性になるだろう)への強力な権限委譲と、セクハラ・パワハラ事件の加害者に対する厳正な懲罰の導入も必要だ。

 今回の麻生バカ大臣の発言にも見られるように、セクハラ・パワハラ被害者へ矢面に立っての告訴を要求するなどというものは、セクハラ・パワハラの本質を理解していない旧態依然たるバカ親爺の発想でしかない。

 それを期待するのではなく、確実な取締りを意図するのであれば、セクハラ・パワハラ専門の女性Gメンを育成し、最も根の深い財務省へこういう人材を送り込むことしかないと私は思っている。ここでいうGメンとは、ミシュランガイド作成にあたって、候補店舗に匿名で忍び込む評価者のような存在をイメージしている。

 勿論、今回のような事例では、報道記者による不断の努力に依らなければ一朝一夕にパワハラ・セクハラ加害者の懐に飛び込むことは出来ないかもしれない。だとするとGメンを送り込んでもその現場を抑えるまでに辛抱強い時間との戦いがあるかもしれない。しかし、一件でも立件まで漕ぎつけることが出来たとしたら、そしてその結果として厳罰が処されることになったとしたら今後の抑止効果は絶大なものになるに違いない。そしておそらくは、高を括っている昭和育ちの時代錯誤から抜け出せない古い官僚を奮い上らせ、本当の意味で反省し本来の公僕としての使命に立ち返らせる為には、私はこれしか無いのではと思っている。