19歳の警察官 上司を射殺という事件について
大変な事件が起こってしまった。将にあってはならない事件だ。しかしこの事件について私が最も言いたい事は、事件としての扱いかたの問題だ。
おそらくは警察内部での問題なので、マスコミへの報道規制や箝口令などが厳重にしかれているのかもしれないが、それはそれで大問題だ。
少年法との絡みもあるが、むしろその事をもっととりあげなければならないと思う。起きてしまってからでは遅いのではなくて、本当に起きてしまって、もう手遅れなのだ。
役所の公式資料が密かに改竄されていたとか、自衛隊で無いと言っていた日報があったとかは、私にしてみれば今回の問題に比べて何と些細な話かと思う。官僚が正しいことしかしないなんて思っている奴がいたとしたら、よっぽどのお人よしだ。日報があったり無かったりするのは、普通の社会ではそれこそ日常茶飯事だ。私の少なくない会社経験からしたら、ルールに則った書類廃棄を守っている会社なんてあるほうが不思議だ。
そんな事を国会の大事な時間を浪費しながら不毛な論議をするくらいだったら、少年法に守られている人間が、他人を殺傷出来る道具を普段から持ち歩いていて、しかも実際にそれを使って同僚であり先輩である人間を実際に殺傷してしまった。それを今後の日本の社会でどうして行くべきなのかと言う方がどれだけ大事だろうか。
なのにマスコミ報道での扱いのあまりに小さいことを誰かが声を大にして言わなければならないと思う。