鵜の眼・鷹の眼ご意見番

鵜の眼、鷹の眼の視点で、世の中の不可思議を切り取っていくブログです

愚か者!

2014120 ()

愚か者!

 今朝、沖縄名護市長選の結果を聞いた。碌でもないマスコミのニュースを観ていて吐きそうな

嫌な気分だった。

 選ばれた新市長には知性のかけらも感じられなかった。対立候補にはあるという意味では

ないが。

 もういい加減、本当に地方自治を真剣に考える政治家が出てこないものだろうか。辺野古

への基地誘致を反対して、本当に地元の為になると思っているのだろうか。だとしたら相当

浅はかな考えで、少なくとも半数以下の辺野古移設に賛成した地元の人々に対して、気の

毒で申し訳ない気持ちだ。

 誰だって、自分の棲んでいる傍に基地が来る、いや、基地が増設されるのは嫌だろう。

それでも、日本の何処かに基地を作らなければならない。地元に棲んでいて、基地移設に

賛成の意思を表明した、否、賛成ではなく受け入れると承諾する意思表示をした辺野古

人達に敬意を表したい。冷静に考えて、日本にとって沖縄の基地は不可欠のものだし、い

くら自分達に補助金が出るとはいえ、それだけの為に基地移設を受け入れると言っている

のでは、決してないと私は思う。

 一方の基地移設に反対の、今回市長選に勝った人達は、日本はどうするべきか全く考え

ていないと言われても反論出来ないだろう。当選した新市長になる人ももちろんで、この人

は、辺野古は今後どうあるべきかというメッセージすら伝わってこない。ただ、反対すれば

いい。日本の安全保障は誰かが考えればいい。辺野古の住民は・・・どうあればいいとは、

おそらく考えていまい。ただ、自分が当選すればいい、それだけだろう。辺野古移設に反対

すれば、自分は当選するだろう。それだけしか考えていないというのは、遠く辺野古から離

れたこの地にいても強烈に伝わってくる。ああ、嫌だ。

 せめて、辺野古基地移設反対で当選を勝ち取った人達には、ならばどうすればいいのか

辺野古がではなくて、沖縄が、日本が・・・である、ということをメッセージとして発信して欲し

かった。それが辺野古への基地移設とどちらがいいのか考えて、この選挙の結果の是非

を考えてみたかった。

 そういう意味では、選挙後のなかいま知事は潔かったと感じた。言葉のどうこうではなくて

 

マスコミが編集して伝える誤った報道の中でも、それは感じることが出来た。