鵜の眼・鷹の眼ご意見番

鵜の眼、鷹の眼の視点で、世の中の不可思議を切り取っていくブログです

OS更新への恐怖と憂鬱

 つい先日、隣町の義父に呼び出された。使っているパソコンがおかしくなったので診て欲しいというのだった。勿論ヘルプ・コールは妻を通じてではある。妻に送られたメールには「1.以前に検索し、削除した頁が毎回現れる。2.黄色の大きな△マークで中に!マークが付いていて、UBLOK orisin が以下の頁の読み込みを防いでいますと毎回出る。」と書いてあった。

 UBLOK orisinはネットで検索してみて、ublock originの事らしいとはすぐに判ったがそれ以上の事は行ってみないと判らない。とりあえず間違ってインストールしてしまったublock origin をアンインストールすれば解決するだろうぐらいの軽い気持ちで出掛けていったが、意外と症状は重かった。

 

 とにかく行ってPCを立ち上げて貰って「しまった!」と思った。ОSがWINDOWS 10なのだ。ま、普通に考えれば当たり前の事かもしれない。実は私自身は5年前にPCを更新していて、その時何とかWINDOWS 7が使えるものを無理やり選んだ。はっきりとは記憶にないが、その時普通に買えばエイトで、セブンが使える、というか無理やりのダウングレードだが、というのは選択肢が非常に狭かった。買い替える前のPCはXPである。

 セブンを使うのも嫌々だったが、それでも多少はXPとの相似性はある。何処に何があるかは、想像の範囲のぎりぎり限界ぐらいのところにはあったのだ。

 

 WINDOWS 10での不具合は、何が悪いのかは大体想像が出来る。今回の義父の問題はネット検索に使うブラウザの初期画面の設定に余計な物が入ってしまったことだろうということと、必要もないUBLOCK originというブログラムをインストールして中途半端な設定にしてしまった事だろうというぐらいはすぐに判ったのだが、それを直すのに何処に何があるのかが判らない、より正確に言えば判りにくい、想像しにくい事なのだ。

 

 結局2時間ぐらい悪戦苦闘の末、義父の嫌がっている症状は一応解消は出来たのだが、次に似た様なことがあっても勘弁願いたいと思う。それぐらいwindows 10は観るのも嫌だ。

 

 妻は半年位前にとうとう諦めてwindows 10搭載機種に買い替えているが、未だに新しいPCにメーラーソフトを使える状態に出来ていない為、メールの為だけに古い電源が半分壊れた機種を使い続けている。私よりは大分テンに慣れているのだが、それでも以前のコントロールパネルに相当するページを出すのに苦労していた。プログラムひとつアンインストールするのに、信じられないほどの労力を要するのだ。それに引き替え要りもしないプログラムをうっかりインストールするのはあっと言う間だ。出来る事なら、これらのプログラムやОSを開発した奴等を殴りつけてやりたい。そいつらだって自社の製品を買って貰う為に必死で考えてやっているのかもしれないが、奴らのやっている事は自然保護団体なら必死で食い止めようとするに違いない罠を使うハンターの仕業そのものだ。

 

 私が愛用している機種ももう既に5年を過ぎ耐用期限は超えているかもしれない。既に何度か立上り時にフリーズを経験している。このPCを更新した時にテンやそれよりももっと改悪された次世代のОSを使わねばならない時期が来る筈だと考えると憂鬱にならざるを得ない。

 

ここ数年で一番驚いた事

 そろそろ冬物をしまい、夏物を出す頃だ。我が家でもファンヒータなどをしまい、扇風機を出してきた。私の部屋ではここ十年位冬は加湿器付きのセラミックヒータを使っている。それのフィルタを洗い、干してからしまおうとして驚いた。セラミックヒータを入れる箱が重たいのだ。開けてみるとセラミックヒータが入っている。あれっと思って出してみると箱の表示と同じシャープ製の物だ。しまおうと持ってきたそれはパナソニック製のだった。そこではたと思いだしたのだ。確か2年前ぐらいパナソニック製のヒータが壊れて仕方なくシャープ製に買い替えたのだった。その時、古い方はすぐ廃棄しないでそのうち捨てようと物置に置いておいたのだ。どうも今シーズンはその一度壊れたものを使い続けていたらしい。一度動かなくなった筈なのだが、昨年末に出してきた時には動いたので、もっと新しい物を買っていたと気づかずに使ってしまったらしい。自分の記憶が確かでないのは自覚しているが、ここまでの事があるとは、とほほ・・・である。

 

日大廃校への希み

 昨日の続きだ。昨日は日大は潰れてしまってもいいと書いたが、甘かった。自分が、である。日大は潰してしまわなければならない。一番は現日大生の為に。二番には日本スポーツ界の為に、三番には過去の日大卒業生の名誉の為にだ。

 関東近辺の大学は現日大生の有望なスポーツ選手に移籍受入の申し出をすべきだと思う。おとといの当事者の会見を観ても、悪いのは学生たちではないように思う。加害者を含めて本来の真っ当な学生たちを守らなければならないと思う。有望ないい選手をスカウトするいいチャンスだとか思わないで、日本のスポーツ界の将来を担う若者たちの芽を摘んでしまうことがないようにと考えて、是非日大からの移籍を進めて欲しいと思う。

 当事者である加害者であるが、私は関西大学のアメフト部が受け入れるのがいいと思う。被害者、加害者が同じチームに入って全てを水に流して、全世界に本当のスポーツマンシップを示して欲しいと思う。

 

叩かれる昭和親爺

 昭和の親爺なんてもう死語になっていたと思っていたが、居るところには居たのだ。しかもセクハラ官僚に続いて大学理事長と二人目だ。

 「儂ゃそんな事、言っとらん」と辺りを一喝すれば全て事は済んできた、そういう人生を歩んできたのだろう。そしてそれをおそらくは人に自慢出来る人生だったと思っているのだろう。そうでなければあんな発言は出来ないし、あんな傲慢な馬鹿面さらしてテレビのインタビューには答えられないだろう。

 マスコミの有名人バッシングはもううんざりという気持ちだったが、今回だけはもっと徹底的にやって貰いたいという気持ちでいっぱいだ。

 日大は今回の事を機に潰れてしまってもいいと思う。どうせ少子化で大学はそんなにいっぱいは要らないのだ。名門と思っている人も居るかもしれないが、それほどの名門とも思えない。この期に及んで大学側からあんな対応しかできないとだとすれば、一人の駄目昭和親爺だけのせいではないのだろう。大学の運営組織の頂点に居る者たちは、全て同じ穴のムジナということなのだろうから。

 

温水混合栓交換の件

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 温水混合栓と言って、どの位の人が、あっ、あれか!と通じるだろうか。お風呂に給湯システムが付いていて、シャワーがある際にシャワーの温度を調節するあの蛇口というのか、水道栓のことである。それが数箇月前に壊れて直す必要が生じた。すぐ近くにホームセンターがあって工事も請け負っているので頼み込んだ所、延々と手続きが進んだ最後に「お宅のお風呂場はタイル張りですか?」と訊かれたのだ。何を言っているのか最初は理解せずに当然のように「そうですが?」と応えたところ、「当社ではタイル張りのお風呂への混合栓付替え工事はお引き受け出来ないのです」という信じられない応えを受けたのだ。

 2018年現在、日本の普通のお風呂場でタイル張りの壁に混合栓が設けられているのがどれ位存在するのかは知らないが、想像すると7割を超えるぐらいなのではと思われる。逆に、タイル張り以外の場所に混合栓が設置されているという状況を想像しがたい。コンクリート打ちっ放しの所にとか、ユニットバスで、プラスチックの壁の面にとか想像出来なくもないが、おそらく少数派だろう。圧倒的多数がタイル張りの壁に混合栓を設置している筈だ。なのに・・・である。なのに、このホームセンタはタイル張りのお風呂には混合栓の工事はお引き受け出来かねるというのだ。

 相手側(ホームセンタの事)の言い分は、タイルの壁に工事を施した場合に、タイルの割れを生じるケースがあり、その補償がしかねるのでタイル壁への工事は請けないことにしているとの事。しかしこれでは混合栓を販売する意味がないと言わざるを得ない。タイル壁への工事が自信が無いなら、そもそも混合栓の販売などするなと言わざるを得ない。タイル張り以外でシェアが高いと想像されるユニットバスだって、工事でプラスチック部分に不用意な割れを生じさせかねない。そうなるとバスユニット全面交換にもなりかねない。いったいこのホームセンタは何だったら販売対象とするつもりなのだろうかと首を傾げざるを得ない。

 結局、我が家のリフォームを請け負って貰った建築会社に頼むことで業者を斡旋して貰えることになり、無事本日付替えが完了した。専門業者ならごく当たり前の工事を施工して貰ったに過ぎない。ただ、部品単価はホームセンタの倍ぐらいだった。ここでまた首を傾げざるを得ない。実際安いとしても工事出来ないのなら安い価格を提示している意味はあるのだろうかという点だ。

 このホームセンタには以前からも首を傾げる案件が存在しているのだが、出来もしない事で低価格を提示して、一般優良業者を苦しめるような事をして貰いたくないと感じた一件だった。

 

財務省 陰謀説について

 先日ラジオを何気なく聴いていたら、自称経済アナリストを標榜している森永卓郎氏が、一連の森友、加計、佐川、福田問題に関して財務省の陰謀による安倍降ろし陰謀説を紹介していて、あっ、同じことを考えている人が居るんだと驚いてしまった。

 財務省関連の改竄文書問題の中に安倍昭恵夫人の名前が出てくるが、どうにも不自然感が否めない。違和感のあるピースを無理やりジグゾーの中に嵌め込んだ感がプンプンするのだ。

 世間では、というか今のマスコミ業界では殆ど解説されない事だが、安倍内閣と、というより安倍総理と財務官僚(それもかなり上の人達)の間には相当な対立構造があるようだ。どちらの言い分が正しいかは時間を経てみないと判らないかもしれないが、選挙という公の支持を得てトップに立った者と、勉強が出来るだけでトップに成り上った者のどちらが信用出来るか、国民にとって正しい事をするのかは、考えてみるまでもない。両者のどちらかがより権力を持っている状態のほうが国民にとって健全かと考えるとおのずと答えは出てくるように思う。

 昨今のマスコミの報道の中で、唯一と言ってもいいかもしれない良かった点は、前川氏、佐川氏、福田氏と言った財務官僚エリートたちの人間性を一般人にも知らしめたことだろう。尤も、それはマスコミが意図した事ではなく只単に、語るに落ちたというだけのことかもしれない。

 マスコミの数多くある悪かった点の一つは、これだけ一般人にも看破出来る財務官僚エリートたちの人間性の悪さに気づいているのかいないのか知らないがそれを無視して真実を曲げようとしてきたことだ。

 ここ一年ぐらいの不可解な政治事件の裏側にあるものは、安倍降ろしの為の財務官僚による画策の結果だと説明されると、実に筋が通ったシナリオだと納得できるのだが、それを口にするのはマスコミの中では今の所、森永卓郎氏一人だけのようだ。

 

現代の書留、速達サービスについて

 つい先日、遠方に独り暮らしをしている息子にマイナンバー関連の書類を送る必要があって、書留を使うかどうかでちょっと迷った。大事な書類なので、普通郵便で送るのは心配だったのだが、結局は普通郵便にしてしまった。書留にすると、不在だった時に面倒な事になるからだ。不配通知を受け取って、郵便局に取りに行ける日を待って、わざわざ郵便局へ出向くことになると、結局届くのが遅くなってしまう。急いで手続きをする必要があったので、わざわざ普通郵便にすることにしたという訳だ。

 

 昔はそういえば速達というのもあった。今もあるのかどうかは知らない。普通郵便でさえ滅多に使わないのだが、数少ない経験からしても、昨今は普通郵便でもだいたい一日で届いているようだ。速達にする意味があるのかどうかも分からない。

 

 考えてみたら、最後に書留や速達を使ったのは何時の事だったのだろう。学生の頃、受験や入学手続きの為の書類を送るのには多分使ったような気がするが、もう何十年も前の遥か昔の事になる。

 ガラケーでさえ、時代遅れと言われる時代だ。郵便と呼ばれるシステムが未だに残っていることは奇跡的と言えるかもしれない。どんどん進歩していく通信システムの怒涛の変化の中にあって、郵便システムというのは殆ど変化していない気がする。

 と思っていたが、郵便システムもちゃんと変化はあった。料金である。今年の年賀状は正月の何日までに出さないと追加料金が掛かると聞いた。封書にせよ、葉書にせよ、普段使わないものなので今、幾らなのかは使う度に確認しなければならない。使う度に料金が変っている気さえする。

 お年玉年賀葉書は百枚ぐらい遣り取りしていて、年に一、二枚程度、最低の切手シートが当たる。封書や葉書を使わねばならない時(大体は役所との間の通知の返信である)この当たり切手シートを使っている。しかし50円だったのが52円になったりして、少し前の当たりシートだと1円切手が二枚必要だったりして不便だった。ところが今は更に10円切手が追加で必要だったりする。そんな事までして郵便を本当に使う必要があるのかと首を傾げてしまう。